~感動できる映画たち、映画に感動!Can do!~

「2015年を振り返って」 スティーブ・ジョブズの言葉

試練の一年

2015年、今年一年で言えることは試練の一年でした。
一年と言う表現は間違っているかもしれません。
この10年間のいろんなツケがこの一年間に集約されたようでした。

その中で改めて自分の中に残った言葉が
「毎日、これが人生最後の日と思って生きてみなさい。そうすればいつかそれが正しいとわかる日がくるだろう。」と言う内容を本で読んだスティーブ・ジョブズが

「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいことだろうか?」
それに対する答えが“NO”の日が何日も続くと、何かを変える必要があるなと気が付くわけです。

と言っていた事でした。
これは自分には衝撃的でした、50年近く生きてきて、こんな覚悟を持って生きていなかった自分・・・

10年間の紆余曲折

10年前にベンチャー企業で、10人弱の直属の部下と会社全体の事業を任される事業部長との兼務で仕事をしていました。
その会社が突然、オーナー(ファウンダー)の意向で売却されてしまったのです。
そこでその会社を辞めて、知り合いの会社社長と起業をする準備を始めました。
準備段階として、とりあえず知り合いの社長の会社に入社しました。
10年前の時点で、既に5年以上の付き合いもあり、数年前にその社長さんの会社が潰れかかっている時に顧客を紹介して、復活のキッカケとするなど、良好な関係でした。

しかし、その会社に入ってみると、2億円の負債、紹介した大手企業の孫請け(紹介した時は、もちろん直契約でした)になっていると言う始末。
その後、その会社を再び再起させるために、孫請けから直請けにして・・・と様々な努力をしました。
それでも、この会社では2つの社会人人生初の体験をしました。

・給与の引き下げ
・クビの宣告

です、それまでキャリアパスをステップアップしてきた自分としては、驚きでした。
当時の会社を傾けた原因となったのが、とある役員の奔放な行動でした、20人弱の売上2億位の会社でその役員独りで、社用車3台(その他に社長もベンツを社用車として乗り回してました)を持ち、意味のない旅行の領収書、なんでも有りでした。
その問題の役員と一緒に1年間仕事をしましたが、毎回、客先への待ち合わせに30分から1時間以上遅れてくる、一度約束したことを反故にする、などなど、様々な問題を起こしました。
それに対して、社長にクレームを言ったところ、上記の2つを言われました。

クビは免れましたが、その時、自己防衛のために自分で会社を作りました。
この会社は社員がいる訳ではありませんが、独りで映画の勉強をして映画のプロデュースを始めました。

さて、話を戻すと、「クビを免れた」会社で5年前にこれでは行けないと、小さな反乱を起こしました。
その当時の社内の心あるメンバーと別会社を作ったのです。
もちろん、その資金をどうするか?等々課題は有りましたが、私の過去の経験や人脈を使って資金の捻出してどうにか、会社設立まで持って行きました。
ただ、一点、今から考えると失敗だったのは、自分で代表にならずに人に任せてしまったことでした。

それから2年後、所属していた会社は傾いて、私と開発メンバー数名で新しい会社の方に完全に移籍しました。
元の会社は既にバラバラになって、当時の社長と私の人間関係もそれで終わりました、その社長は銀行から借金が有るので、直ぐに会社を潰すことも自己破産することも出来ないのでしょう、会社名だけは残っているようです。

3年前心機一転、事務所を借りて会社を再スタート、以前の顧客を引き継いでいたので、自己資金もあるし顧客も有る状態からの絶好のスタートを切れました。
それから3年目の今年・・・
会社の売上は伸びず(横這い)、社員も入っては辞めて・・・と言う状況で、私の立場が少しずつなくなっていき、代表との対立・・・その後のことはここでは、この位にしておきます。

むしろ自分に合わないビジネスを、自分と合わない人たちとやり始めてしまった事で、成果も出ずに、更には自分を追い詰めていく結果となりました。
5年前には「一緒に起業した仲間」でしたが、何故かこの数年間は「単なる部下の一人」と言う立場になっていて、目指しているものが自分と会社との間に乖離が有ったのでしょう。

「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいことだろうか?」

ジョブズ氏スピーチ全訳、米スタンフォード大卒業式(2005年6月)にて(日本経済新聞より)

 

スティーブ・ジョブズの人生を(伝記で間接的に)知ってる人も多いとも思うけど、普通の経営者の真逆を行く人物。
成功には正解はない、と言うことかもしれない。

でも、これは堀江貴文さん(ホリエモン)も言ってることだけど、過去・未来に縛られるのではなく「今」を見つめる必要があるということ。

「今」最善を尽くすことは何か?
それを考えて行動を取ることが大切に思う。

スティーブ・ジョブズは、このスタンフォード大学での名スピーチを残して、数年後に亡くなっている。
56歳と言う若さである。

 

2016年を控えて

おそらくこれだけソーシャル・ネットワークが普及してきた時代、ただ商売をして物を売り買いしているだけでは生き残ることは難しいのかもしれない。
なにか、感動を与えられるもの、それは何か・・・来年、少しずつそれを実行していければと思っている。

改めて、自分の座右の銘「一期一会」を大切にしながら・・・
「感動」をできる「Can do」一年にしていきたいと思う、そのためには捨てるものを捨てる・・・

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捨てることも大切。今年はそれを知った年でした。
皆さん、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

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