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映画『クリミナル 2人の記憶を持つ男』悪役のケヴィン・コスナーが渋い!

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映画『クリミナル 2人の記憶を持つ男』 CRIMINAL

囚人に埋め込まれた、殺されたCIAの記憶
世界を救うタイムリミットは記憶が消えるまでの48時間

公開情報■2017年2月25日 新宿バルト9他、全国ロードショー

新しいバイオレンス・アクション・ムービーの登場

『フェイス/オフ』や『ボーン・シリーズ』などのテロリストから世界を救う物語。
007に始まったこの手のバイオレンス・アクションの作品群は、入り口にどういう設定を持ってくるか?と言う点が見どころの一つになってくる。

『フェイス/オフ』では顔を入れ替えられ、『ボーン・シリーズ』では記憶を書き換えられる。
この作品では、死んだCIA捜査官の記憶を犯罪者の脳に注力するというもの。
アクションものではないが、SF映画では『トライセンデンス』が脳の機能をコンピュータに移植する、『ペイチェック 消された記憶』では記憶を消される、古くはフィリップ・K・ディック原作の『トータル・リコール』まで遡れる。

なんとなく近いうちに記憶の一部は移植できる時代が来そう~という気にはなってきます。
IPS細胞とかでもそうですが、人自身のコピーとか記憶のコピーができた時に、人格や人権とかどうなっていくのか?という命題にぶち当たります。

この作品は、ハリウッドの大スター、ケヴィン・コスナーがサイコパスの犯罪者、サイコパスは脳自体に欠陥があるので、(映画ではそこに記憶を注入できるような設定のお話になっています)記憶の移植先の脳適合者となります。

犯罪を解いていていく、そして戦うアクション・シーンと男っぽい映画であると同時に、それまで善悪や笑いや悲しみと言う共感性を持たなかった人間に、他人の記憶と共に感情が入ってくる姿が入ってくる、そこがこの作品の見どころになります。

そこでぶち当たるのが上記の命題で、記憶の持ち主が愛した女性を愛せるのか?また愛されていた女性は、外見の違う愛した人の記憶(共有した経験)を持つ人を愛せるのか?
というところに向かっていきます。

アクションだけではない、見事なラブ・ストーリーになっている作品です。

私的『タイトル』

① テーマが有るか?共感できるか?

二つの記憶を持たされてしまった主人公、サイコパスで正義心や愛といった感情を持つことが無かった人生に、強制的にそれが記憶と共に入ってくる。

記憶を挿入されて男は、徐々に死んだCIA捜査官の妻との愛の記憶を思い出し、彼女に好意を感じ始める。
そして彼女は・・・

作品では答えは出ませんが方向性を持って終わります、それが正しいかどうかは判りませんが、これからの時代はそういうことも考える時代がくるということかもしれません。

② 作り手の強い意思を感じるか?

バイオレンス・アクションに新しい工夫をしようとする意気込みを感じることができる。
また、愛というものがどこに存在するのか?

一方で近未来的な物語として、脳移植や記憶の保存ということに対する倫理観がどうなるのか?
この作品の先には興味深い世界がある気がする。

③ 俳優の意思や演技力が伝わるか?

変わろうとしない男と内面から変わっていく姿をケヴィン・コスナーが見事に演じている。
基本、正義の味方を演じてきた彼が、久々に悪役を演じているが、この役も前回同様に善悪が折り重なった役柄になっている。

そして個人的にはなんと言っても、ガル・ガドットの存在、亡くなったCIA捜査官の妻で、元犯罪者の中にその夫の姿を見るという難しい役どころと、そして”反則”と思わせるくらいの美しさで「そりゃぁ~サイコパスでも惚れるでしょ!?」と思ってしまうくらい。

脇にゲイリー・オールドマンとトミー・リー・ジョーンズを配しているところは豪華、ゲイリー・オールドマンは今回は正義の味方

④ 映画らしい楽しさが備わっているか?

やはりアクションものは大画面で見ると迫力があります。

それになんと言っても映画ならではの豪華俳優陣、ケヴィン・コスナー、ゲイリー・オールドマン、トミー・リー・ジョーンズはもちろんのこと、ガル・ガドットは『ワイルド・スピード・シリーズ』の活躍が認められて『ワンダーウーマン』では主演デビュー、冒頭で殺されるCIA捜査官役にライアン・レイノルズは『デッドプール』で主演と新旧の主役級が勢揃い。
脇でもジョルディ・モリャという悪役は、いつもどこかで観た気がする人(笑)

⑤ エンターテイメント性

アクションあり、人間ドラマあり、そして恋愛ありの楽しめる作品です。
もちろん使われているVFXもなかなか、車、ヘリコプター、軍用輸送機も使った迫力のシーンも見もの。

⑥ 演出が素晴らしいか?

ノンストップ・アクション映画として取りまとめている点も良いが、個人的には主人公の変化してく様子を、ケヴィン・コスナーから演技として引き出している点と、やはりガル・がドットの魅力を引き出したことにより、冒頭に亡くなったライアン・レイノルズ演じる捜査官の愛の深さが伝わり、主人公の人格の変化にリアリティを持たせている

⑦ 脚本が素晴らしいか?

アクション映画の傑作『ザ・ロック』(マイケル・ベイ監督、ニコラス・ケイジ主演)のデヴィッド・ワイズバーグ。
最近は脳科学や神経生物学、A.I.といった研究の進歩で、記憶の移植と言うものも可能になる日も近いと言われている。
そのアイディアを基に壮大なアクション作品を作り上げている。

と同時に、上にも書いたように亡くなった夫を愛する妻、その夫の記憶を持つ凶悪犯との人間関係というもの織り交ぜながら描いている

⑧何度も見たくなるか?

作品としての展開の面白さという点もあるが、個人的にはガル・ガドットの魅力が大きい。
けっこう、そこの価値は大きいと思っている。
でも、この手の作品が好きな人には何度でも楽しめる作品

映画『タイトル』のデータ

監督■アリエル・ヴロメン『THE ICEMAN 氷の処刑人』
脚本■ダグラス・S・クック、デヴィッド・ワイズバーグ『ザ・ロック』
出演■ケヴィン・コスナー/ゲイリー・オールドマン/トミー・リー・ジョーンズ/ガル・ガドット/ライアン・レイノルズ
公開情報■2017年2月25日 新宿バルト9他、全国ロードショー
配給■KADOKAWA

(C)2015 CRIMINAL PRODUCTIONS, INC. All Rights Reserved.

公式サイトはこちら

国際秩序を崩壊させかねない重大なテロを阻止しようとしていたCIAのスパイが、任務中に非業の死を遂げた。
オープニングから圧倒的な緊迫感がみなぎる本作は、殉死したスパイの“記憶”を脳に移植された死刑囚の運命を壮大なスケールで映像化したアクション・エンターテインメント。
CIAとテロリストの熾烈な駆け引きを背景に、凶悪犯でありながら世界を救う“最後の希望”となった男の孤独な闘いを描き出す。
記憶が失われるまでの48時間以内にテロを防がなくてはならない設定が濃密なスリルを呼び起こすとともに、未知の感情に目覚めた主人公が新たなアイデンティティーを探し求めるドラマが、観る者の胸を熱く揺さぶってやまない。

ハリウッドのスーパースターから円熟の演技派へと転身したケヴィン・コスナーが主演を務め、ゲイリー・オールドマン、トミー・リー・ジョーンズ、さらには『デッドプール』で大ヒットを飛ばしたライアン・レイノルズ、『ワンダーウーマン』に主演するハリウッドの新ミューズ、ガル・ガドットという新旧の豪華キャスト共演が実現。“記憶”というエモーショナルなモチーフと極限のタイムリミット・サスペンスが想像を絶する形で融合し、まさに予測不可能な驚きに満ちた快作がここに誕生した!(C)2015 CRIMINAL PRODUCTIONS, INC. All Rights Reserved.

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