名作 映画に感動する! 映画特集

エロさだけじゃない!傑作・官能映画トップ5+10(洋画編)

4位 『私が、生きる肌』

THE SKIN I LIVE IN

見どころ

スペインの鬼才ペドロ・アルモドバル監督の作品で、彼らしい倒錯した性愛の映画です。
この作品の前2作品が、ペネロペ・クルスとの人間賛美的な(面白い作品ではあるが)真っ当な物語で、久々にアブノーマルな方に振れた作品に仕上がっています。

監督本人がゲイであり、作品もゲイやレズといったLGBTを描いたものから、植物人間状態になった女性を愛する看護師の話だったりと、まぁ~一筋縄には行かない監督さんです。

今回は、天才的な外科医が、女性を監禁して、人工皮膚で亡くなった妻とそっくりに手術していく・・・思わぬ展開が待っていて、サスペンス映画としても一流、そのトリガーとなっているのが、ヒロインの女性であり、彼女と繰り広げられる数々のセックスでもあります。

ヒロインを演じたエレナ・アナヤの体当たりの演技はもちろん、その美しい肢体の魅力と隠された秘密が驚愕です。
あまりの美しさに次々と犯されていくヒロイン。

LGBTの監督だからこそのテーマ性、男女の差とはなにか?
それは別にして、アブノーマルなエロティシズムとサスペンスの妙を楽しむ事ができる作品です。

データ

LA PIEL QUE HABITO(THE SKIN I LIVE IN) スペイン Color 120分 初公開日: 2012/05/26

監督■ペドロ・アルモドバル
原作■ティエリ・ジョンケ 『私が、生きる肌』/『蜘蛛の微笑』(早川書房刊)
脚本■ペドロ・アルモドバル/アグスティン・アルモドバル
撮影■ホセ・ルイス・アルカイネ
音楽■アルベルト・イグレシアス
出演■アントニオ・バンデラス(ロベル・レガル)/エレナ・アナヤ(ベラ・クルス)

解説

 「トーク・トゥ・ハー」「ボルベール <帰郷>」の鬼才ペドロ・アルモドバル監督が、ティエリ・ジョンケの原作を大胆にアレンジして描く愛と狂気の官能ミステリー。人工皮膚研究の権威で亡き妻そっくりの美女を自宅に監禁する男を巡る衝撃の秘密を、予測不能のストーリー展開と斬新かつ色彩美溢れるヴィジュアルでミステリアスに描き出していく。主演は初期アルモドバル作品の常連で、「アタメ」以来久々の復帰となるアントニオ・バンデラス。共演は「この愛のために撃て」のエレナ・アナヤ、「オール・アバウト・マイ・マザー」のマリサ・パレデス。

 トレドの大邸宅に暮らすロベル・レガルは、最先端のバイオ・テクノロジーを駆使した人工皮膚開発の権威としても知られている世界的な形成外科医。そんな彼の屋敷の一室には、初老のメイド、マリリアの監視の下、特殊なボディ・ストッキングをまとった美女ベラが幽閉されていた。彼女はロベルの妻ガルに瓜二つだった。しかし、実際のガルは12年前に交通事故で全身に火傷を負い、非業の死を遂げていた。以来、失意のロベルは愛する妻を救えたであろう“完璧な肌”を創り出すことに執念を燃やしていく。そして6年前、ある忌まわしき事件が、ついにロベルを狂気の行動へと駆り立ててしまうのだった。
<allcinema>

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