名作 映画に感動する! 映画特集

エロさだけじゃない!傑作・官能映画トップ5+10(洋画編)

2位 『お嬢さん』

THE HANDMAIDEN

見どころ

原作はイギリスのサスペンであり、舞台をヴィクトリア時代のロンドンから第二次世界大戦前夜の日本統治下の朝鮮半島に移して、日本人と韓国人の話であり、それを演じるのは全員、韓国人という風変わりの作品である。
片言の日本語に違和感を覚える人や、日本の文化の歪曲化をいう人もいるかも知れない。

それを差し引いたとしても、韓国の巨匠パク・チャヌク監督のエロティシズムとバイオレンスの表現は過激であり、訴えかけてくるものが大きい。

莫大の遺産相続人の若い女性を性的な欲求によって操ろうとする物語であるが、バイオレンスよりエロティシズムに大きく比重を置いて、性的支配は男と女はどちらが強いのか競い合う。
結果は、見てのお楽しみ。

キム・ミニの妖艶さとサドマゾヒズムの競演も見どころです。

是非、詳しくは映画『お嬢さん』 変態なほど卑猥でエロい!パク・チャヌクらしい傑作をお読み頂けると嬉しいです。

データ

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THE HANDMAIDEN 韓国 Color 145分 初公開日: 2017/03/03

監督■パク・チャヌク
原作■サラ・ウォーターズ『荊の城』
脚本■パク・チャヌク/チョン・ソギョン
撮影■チョン・ジョンフン
美術■リュ・ソンヒ
音楽■チョ・ヨンウク
出演■キム・ミニ(秀子お嬢様)/キム・テリ(スッキ・珠子)/ハ・ジョンウ(藤原伯爵・詐欺師)/チョ・ジヌン(叔父・上月)

(C)2016 CJ E&M CORPORATION, MOHO FILM, YONG FILM ALL RIGHTS RESERVED

解説

 サラ・ウォーターズの傑作ミステリー『荊の城』を「オールド・ボーイ」「イノセント・ガーデン」のパク・チャヌク監督が、舞台をヴィクトリア時代のロンドから日本統治下の朝鮮半島に移して映画化。莫大な遺産を相続する日本人令嬢と、その財産を狙う詐欺師の片棒を担ぎ侍女として令嬢に近づいた孤児の少女が辿る驚愕の運命を、過激な性愛描写を織り交ぜサスペンスフルかつ官能的に描き出す。カンヌ国際映画祭で芸術貢献賞に輝いた華麗な美術も見どころ。出演はハ・ジョンウ、キム・ミニ、チョ・ジヌン、そしてオーディションで選ばれた新人、キム・テリ。

 1939年の朝鮮半島。貧民街で泥棒一家に拾われ、スリの腕を磨いて育った孤児の少女スッキ。ある日、“伯爵”と呼ばれる詐欺師にスカウトされ、彼の計画を手伝うことに。ターゲットは、支配的な叔父・上月のもとで孤独に暮らす華族の令嬢・秀子。彼女は、結婚した暁には莫大な遺産を相続することになっていた。そこで伯爵が秀子を誘惑して結婚し、財産をまるまる奪い取ってしまおうというのだった。スッキの役割は、メイドとして屋敷に入り込み、純真で世間知らずな秀子を巧みに操り、彼女を確実に結婚へと誘導していくというものだったが…。
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